私ども学校法人大阪産業大学は、地球温暖化問題、資源・エネルギーの枯渇問題などの解決を通じて、地球環境の保全を図ることが21世紀の重要な課題であると認識しております。そのことを踏まえ、学校法人として社会的責任を果たすべく、本学園の構成員であります教職員、学生・生徒全員が一体となって、環境保全に取り組む決意をいたしました。 そこで、環境保全のため教育・研究期間としての特徴を活かしながら、組織的に取り込むための仕組みとして、独自の「OSU-EMS(大阪産業大学マネジメントシステム)」の構築を推進してまいります。 OSU-EMSの狙いは三点あります。 一点目は、単なる環境への取り組みに終わらせることなく、環境と経営の両方に良い効果を発揮する「環境経営」と位置付け、環境負担の軽減と、教育の質の向上を同時に進めていくことです。例えば、無駄遣いをチェックし、省エネ・省資源に取り組むことは、コストダウンや業務改善に繋がりますが、教育機関としての特徴を活かして、さらに、質の高い教育・研究を目指した改善活動に結び付けたいと考えています。 二点目は、掲げた目標に向かって、オリジナリティあふれる試みにチャレンジすることです。例えば、学生・生徒が主体的に企画・運営を行いながら、学園の内外で環境保全活動に取り組み、それを応援していくという仕組みが考えられます。 最後の三点目は、このOSU-EMSを、私たちがお世話になっている地域社会へも拡げ、深めていくということです。大東市から大阪、関西、さらにアジアをはじめとする海外諸国へと、地球規模の視点を持った環境保全活動の展開を希求していきます。 OSU-EMSへの取り組みを通じて、本学園は有為な学生・生徒を社会へ送り出し、また同時に地域社会との連携を図りつつ、持続可能な社会の実現に貢献して参りたいと考えております。