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ここにつながる山形新幹線(上り列車用)

すでに「山形新幹線」は開業しているのだが,福島駅での東北新幹線列車との連結・解結を西端のホームだけでやっているので,この作業を分離すべく,山形新幹線からのアプローチ線の増設工事進行中である.

すでに完成した高架橋部分にはコンクリートまくらぎが敷設準備中であり,(公式には2026年のようだが)完成はそれほど先ではなさそう.

ここにつながる北陸新幹線(大阪方面)

まもなく(…といっても,まだ半年くらいあるが)北陸新幹線の金沢ー敦賀間が開業する.

敦賀駅の西の端はこうなっている.奥に続く高架橋は敦賀駅に併設される車両基地への入出庫線.手前の高架橋は途切れており,「ここにつながる北陸新幹線(大阪方面)」である.

財源やルートで揉めてるみたいだが,どうする?

 

特急「うずしお」回転しない

香川県さぬき市からの帰り道.ことでんでコトコト揺られること40分あまり.

高松築港駅からJR高松駅へと歩いてたどり着くと,まもなく「うずしお」岡山行が来るではないか.「うずしお」の基本は高徳線往復内であるので,珍しい「岡山行」である.岡山まではマリンライナーが基本だが,この岡山行に乗らない手はない.

(写真は岡山駅到着時)

窓口で早速きっぷを買っていざ乗車.

高松駅はJRでは比較的珍しい頭端式なので,徳島から到着した列車は走行方向が変わる.自由席に乗ってみると…徳島から走ってきたままの座席の方向である.誰も座席を回そうとしない(??)

空いていたので,自分の席だけ回転させて着席.すぐに出発.

車内放送「次は宇多津,宇多津です.」

ん??? 坂出じゃないの?

車内放送「次の宇多津で南風号を連結します.」

ん??? もしかして…

しばらく走って,坂出駅を通過.何故かわざわざ分岐器を曲線側に進んで,待避線側をゆっくり通過.そして,宇多津駅.

車内放送「宇多津で進行方向が変わります.」

ん??? みんな座席を回そうとしないのは,進行方向が2回変わって,結局は徳島駅を出たときの元の進行方向に戻るのを知ってたのね.

「うずしお」なのに,回転させないのが正解とは…

#マリンライナーがいつも通る線路は,宇多津駅の構内扱いらしい.

 

 

第2青函トンネル建設へ調査会設立

道内と本州を海底で結ぶ第2青函トンネルの建設を目指す調査会を近く設立する方向で調整に入った

情報源: 第2青函トンネル建設へ調査会設立 自民道連が調整:北海道新聞 どうしん電子版

金払ってないので,冒頭部分しか読めないが,そういうことらしい.

御存知の通り,青函トンネルは在来線の貨物列車と新幹線が共用しており,新幹線の風圧で貨物列車が転倒したりしないように新幹線の速度が160km/hに抑えられている.

トンネルそのものは,フル規格サイズで建設されているので,連続勾配の上り下りができる車両ならば260km/h以上で運転できる(はず).もったいないもったいない.

これに加えて,青函トンネルは全通から35年を経ており,掘削開始の1964年からだとすでに初期にできた部分は60年近く経過している.建設を意思決定するまでに10年,新トンネルの工事に15年とすると,新トンネル完成時には現トンネルの一部は80年以上経過した老朽構造物になっている.

今のところは安全性は担保されているが,異常を検知して議論を始めていては遅いかもしれないので,荒唐無稽な議論開始ではない.

さて,新トンネルについては議論はこれからだが,道路トンネルと単線の在来貨物専用線を1つのトンネルとする案を見たことがあるが,私なら別案を考える.

道路併用とするかはともかく,新トンネルの線路は絶対に標準軌と狭軌の併用にすべきである.

現トンネルはいずれ大規模改修が必要になるが,列車を止めるわけにはゆかない.そうすると,改修工事中の一時的な列車の迂回経路が必要になる.新トンネルを標準軌と狭軌の併用にしておけば,その役目を果たせる.普段は,貨物列車と新幹線は別トンネルに分けて運用すればよい.

あるいは,新トンネルを新幹線利用主体とすれば,新幹線は電車なので,貨物列車に比べると勾配を登りやすく,新トンネルの長さを短くできる可能性がある.(海底部分の長さは勾配の緩急に関わらず同じなので,建設費はあまり変わらないという話もあるが)

いずれにせよ,新トンネル建設時には,老朽化した旧トンネルをどうするかという視点を同時に保つ必要がある.…が,政治家の先生方はそこまでわかってるのかなぁ.

#もっとも,現トンネルの新幹線の速度である160km/hは,確か当初の新幹線電車の青函トンネルにおける設計速度ではなかったかと思う.昔の新幹線電車の性能では,連続の勾配を200km/h超で運転できなかったんじゃないかと思う.(工事記録みたいな本に書いてあったような気が…)

幹線鉄道網の冗長性は必要

13日深夜の地震で,東北新幹線が10日ほど不通らしい.

常磐線特急と高速バスと航空便と羽越本線で代替輸送するらしいが,東北新幹線の輸送量能力に比べるとかなり非力かな.コロナで需要そのものが少なくなっているので今回は運べてしまうかもしれないけど.

こういうときに重要だなと思うのが路線網の冗長性.常磐線が復旧していたので仙台市までは(ちょっと時間がかかるが)いちおう運べるし,そこまで行けば山形市はすぐだ.羽越本線が使えるので秋田市までも(ちょっと時間がかかるが)いちおう運べる.

在来線経由になったりするので時間はかかる.もし羽越新幹線とか実現してれば,北海道行きの列車は上越新幹線,羽越新幹線を迂回して運転されるんだろうな…と,ふと思った.

ここしょーの仲裁

静岡県、準備工事着工の国交省提案を認めない方針

情報源: 静岡県、準備工事着工の国交省提案を認めない方針 – 産経ニュース

かみさま 「ここしょー よ きみが かわりに いどむのか」
      ▼
かみさま 「ふっかつの じゅもんは せんたくんに おしえたものと おなじだ」
      ▼
かみさま 「ほかの じゅもんを いれても むだだと おもうぞ」

 

コマンド

はなす ▶じゅもん
つよさ  どうぐ
そうび  しらべる

 

ふっかつのじゅもんを いれてください

よ て い  ど お り  に か い ぎ
よ う す  る た め  に じ ゆ ん
び こ う  じ く ら  い さ せ た
れ や *
じゅもんが ちがいます

因果応報 — 水を侮って水に泣く

令和2年6月26日に実施した知事とJR東海金子社長との会談の様子はふじのくにネットテレビまたは県の公式YouTubeアカウント(外部サイトへリンク)(ページ移動後「動画」をクリックし、一覧の中から選択してください)からご覧いただけます。

情報源: 静岡県/リニア中央新幹線建設工事に伴う環境への影響に関する対応

かみさま 「おお センタよ ついに しんで しまった ようだな」
      ▼
かみさま 「いどみずを くみすぎて せけんのめが きびしいのに きづかなかった ようだ」
      ▼
かみさま 「みずを あなどって みずに なく」
      ▼
かみさま 「すでに ひんとは おちゃちゃ や よるのおかし から でている」
      ▼
かみさま 「ふっかつの じゅもんを おしえよう」
      ▼
かみさま 「だんだん じゅもんが ながく なって きたので ちゅういする こと」
      ▼ 
かみさま 「じゅもんを となえないなら おちゃちゃ とは かかわらない ことだ」

 

コマンド

はなす ▶じゅもん
つよさ  どうぐ
そうび  しらべる

 

センタくんの ふっかつのじゅもん

し え に  に ん り  ょ さ く は
ず き あ  と か に  う せ わ じ
お の か  う ん す  ほ る し め
か せ い  か せ る  う ほ い ま
く っ ぎ  い ん け  じ う は し
う ち ょ  ど を ん  つ こ な ょ
こ と う  う べ を  げ う し う
う り ご  し ん り  ん で を *


ふっかつのじゅもんを いれてください

り に あ  は く に  の た め に
ひ つ よ  う な ん  だ こ れ い
じ ょ う  こ じ れ  る と よ て
い ど お  り か ん  せ い し な
い ぞ *
じゅもんが ちがいます

【祝】常磐線全線復旧

震災から9年を経て,ようやく常磐線が全線復旧した.

阪神淡路大震災の復旧の際,JRや阪神,阪急の路線が少しずつ復旧して営業を順次再開していったことが沿線を勇気付けたことが思い出される.

原ノ町駅の上野側(2013年11月)

広野駅の岩沼側(2013年11月)

坂元駅移設前の空き地(2013年11月)

まだまだ完全復興には時間がかかりそうだが,着実に進んでいる(と信じたい).

 

近鉄生駒線の停電

近鉄生駒線が昨日(2/10)停電で運行が止まったらしい.
そして,今朝(2/11)も停電で止まったらしい.

以前,暑い日に,生駒線のとある踏切で…警報器の鳴動なしに遮断機がいきなり閉まって,そのまま無音で1分くらい…そして鳴動開始,数秒して鳴動停止して遮断機上がる.

…というナゾの現象に遭遇したことあり.関係あるかも.

季節が違うので,鳥とかヤモリが原因ではなさそう.海も遠いので塩害でもなさそう.どこかで地絡してる? 電気系統の老朽化進んでる?

 

【祝】LRTで富士山登山鉄道実現か?

山梨側の麓と5合目とを結ぶ有料道路「富士スバルライン」上に、次世代型路面電車(LRT)を敷設するのが最も優位性があるとする骨子の素案が了承された。

情報源: 富士山登山鉄道構想、スバルラインにLRT敷設 素案了承  :日本経済新聞

既存の観光道路の路面に敷設しちゃうわけね.例えば,こういう場所とかも.

いちおう,LRVは8%勾配程度までは登れることにはなっているが,都市内で地平から高架へ上がる部分とか,地下線に降りる部分とかの短い距離の話で,連続勾配でも大丈夫かどうかは車両メーカーに確認した方がいいと思うけど.(箱根登山鉄道も部分的には8%勾配)

なお,登山鉄道というとスイスだが,ツェルマットからゴルナグラート山(谷向かいはマッターホルン)に登る登山鉄道はこんな感じ.

急勾配なので,明らかに水平ではない電車.明らかな急勾配.

模型ではありません.

左の山の上の建物群のあたりが終点.これ以上前に進むには,空中を走るしかないというところで終点.確か,運賃は団体割引で往復1万円くらい,個人では1.4万円くらいだと思う.
(まぁ,”入山料”込みやね.)

往路は指定列車に乗車し,復路はどの列車でもOK,途中下車もOK.かな.

話を元に戻すと,路面軌道にすればバスも走れると書いてある部分が気になる.町中の路面電車は速度が遅いので線路保守は比較的少なくてすむため,保守しにくい路面軌道でもなんとか成立する.だが,粘着式の登山鉄道の線路は保守量が多くなる可能性があるので,併用軌道にしちゃうと大変なことになるかも.

単純な構造の線路にすることをオススメします.できればラックレール式で(※1).早々に箱根登山鉄道や大井川鐵道に技術的なご相談を.

#1 ゴルナグラート鉄道は,延長約9.4kmで標高差約1485mなので,平均勾配は約16%.この富士山登山鉄道は標高差約1400mを延長約30kmで登るので,平均勾配は約5%.箱根登山鉄道は標高差約540mを15kmかけて登るので,平均勾配は4%弱,最急勾配8%.大井川鐵道井川線は平均勾配は1.5%程度だが,最急勾配が9%なので,ラックレール式.ということで,富士山登山鉄道は箱根登山鉄道よりは条件が厳しそうで,工夫すれば粘着式でもいけるかもしれないけど,ラックレールが必要になる箇所があるかも.終点近くの急カーブあたりが怪しそう.

#2「検討会」のメンバーが “偉い人” ばかりで,技術的検討大丈夫かなぁ.WGグループとかの子会議を作った方がいいんじゃないのかなぁ?

#3 急勾配に強い方式としては,鉄輪式のリニアモーター電車というのもあるけど.