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スペインの鉄道博物館の収蔵物(車両編)

マドリードの高速鉄道ターミナル駅であるアトーチャ駅から南へ約1キロあまり.旧デリシャス駅の屋根付きホームをそのまま博物館にしている.

フランスやドイツの博物館に比べると,これといった展示物は無く,古い車両が並べてあるだけ,といった感じ.多少なりともスペインの鉄道の予備知識があれば何とか理解できるが,見て楽しいかというと微妙である.

入り口では古い小型蒸気機関車が迎えてくれる.

数ユーロを払って中に入ると,そこは駅そのまま,ホームの各線路にぎっしり古い車両を並べてある.

古い電気機関車やディーゼル機関車…

それから,これはディーゼルカーのようだが,室内の大半が機械室で客室がとても小さい.営業がこれで成り立ったのか? それとも試作車?

こっちは高速運転用ディーゼルカー? 「FIAT」と書かれているので,イタリア製か?

この青いディーゼルカーは,急行列車用だったようだ.

この車両は食堂車で,博物館の食堂として営業中.

スペインの鉄道車両はやや地味だが,今や軌間可変列車や振り子式列車などの特殊な車両を自国開発しており,これはその初期型のようだ.まだ軌間可変や振り子の機能は無さそう.「Talgo列車」である.