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四国新幹線を骨格に再構築を

一方、オブザーバーとして出席した国交省の担当者は、「四国に新幹線を通すにはステップが必要で別の時間軸で議論すべきだ」などと述べましたが、会合では中間整理案が了承されました。

情報源: 四国新幹線を骨格に再構築を|NHK 香川県のニュース

「ステップ」って何だろうなぁ.まさか…

    1. 複線化して
    2. 電化して
    3. 高速化改良して
    4. 需要が増えて運びきれなくなったら
    5. 新幹線建設

…というステップではあるまいな.

(四国の人には申し訳ない表現だが,)通信手段が発達していない地域においてスマホやインターネットを導入しようとした時に…

    1. まず有線の固定電話を導入して
    2. 自動交換機を導入して
    3. パソコンを普及させて
    4. モデムを介して通信して
    5. ADSLを導入して
    6. 光ファイバーを導入して
    7. 通話機能だけの携帯電話を普及させて
    8. 通信速度の速い基地局に変えて
    9. スマホを普及させて

…などというステップは踏まない.最初から最新の基地局とスマホを普及させるだけである.

なお「別の時間軸で」については,全く新幹線をつくるつもりが無いことの意思表明か? 四国の鉄道網(というか公共交通)が自家用車に対して競争力が無いのは,時代の要請にあわせた適切な投資が無いからなんだがねぇ.

これなーんだ

スーパー台風

数年前のドキュメンタリ番組で,地球温暖化が原因で海水温が上がり,シミュレーションしてみると東京付近にも猛烈なスーパー台風が上陸するようになり…

などという話があったわけだが,まぁ,まだまだ先のことかなと大半の人は思ってただろう.

そもそも東京付近て,勢力の強い台風の直撃ってあんまり無かったよね.枕崎台風とか,室戸台風とか,伊勢湾台風とかいったものはあったが,御前崎台風とか,相模湾台風とか,犬吠埼台風なんてのは無かったよね.(#60年前に狩野川台風というのがあったらしい.)

ところが,まだまだ先のことが意外と早く実現しつつあるわけで,某国大統領が温暖化など存在しないと強弁したところで現実の自然は納得してくれないわけで.

北欧の少女が叫ばずとも,まずい雰囲気になってきている.温暖化対策真剣にしないと,毎年鉄塔や電柱が倒れるレベルの台風がやってくるようになってきたのかもしれない.

我が国セクシー大臣に期待したいところだが,今のところ有効な政策が出されているわけでも無く,各方面に気を配りすぎて,発言が回りくどすぎて,残念ながら何を目指しているのか誰にも伝わらない状況か.

電気自動車の普及で温暖化解消,とか,自動運転普及で温暖化解消,などと踊っている場合では無い.残念ながら発電設備製造,発電,送電,充電,放電,走行の各段階でのロスの発生,はたまた電気運転であっても拡散した都市づくり,こういった状況下では電気運転といえども果たしてエネルギー効率がいいかどうか,CO2排出が少ないかどうかはあやしいわけで(ハイブリッド車程度では?,つまり,バスレベルね),これで解決するんかね,

自動運転に至っては,個別交通である自動車の利用を助長する技術なので,いくらカーシェアしても,渋滞しないようにコントロールしても,自家用車の悪い面をほぼそのまま引き継いでしまっている交通モードなわけで,状況悪化の予感しかしない.過疎地帯での交通維持には有効そうな技術なんだけどね.

#去年の台風21号はえげつなかった.マンションの上の方なので,これまでも風速20−30メートルというのは時々あったと思うけど,コンクリート台付き物干し竿がズルズルと風で押し流されたり,巨大プランターが数十センチ浮き上がったりと見たこと無い光景が現実になった.風速50メートルくらいあったんじゃないかなぁ.

スペインの鉄道博物館の収蔵物(車両編)

マドリードの高速鉄道ターミナル駅であるアトーチャ駅から南へ約1キロあまり.旧デリシャス駅の屋根付きホームをそのまま博物館にしている.

フランスやドイツの博物館に比べると,これといった展示物は無く,古い車両が並べてあるだけ,といった感じ.多少なりともスペインの鉄道の予備知識があれば何とか理解できるが,見て楽しいかというと微妙である.

入り口では古い小型蒸気機関車が迎えてくれる.

数ユーロを払って中に入ると,そこは駅そのまま,ホームの各線路にぎっしり古い車両を並べてある.

古い電気機関車やディーゼル機関車…

それから,これはディーゼルカーのようだが,室内の大半が機械室で客室がとても小さい.営業がこれで成り立ったのか? それとも試作車?

こっちは高速運転用ディーゼルカー? 「FIAT」と書かれているので,イタリア製か?

この青いディーゼルカーは,急行列車用だったようだ.

この車両は食堂車で,博物館の食堂として営業中.

スペインの鉄道車両はやや地味だが,今や軌間可変列車や振り子式列車などの特殊な車両を自国開発しており,これはその初期型のようだ.まだ軌間可変や振り子の機能は無さそう.「Talgo列車」である.

鉄道会社が減便始めたら「終わりの始まり」

乗客が減少している鉄道がしばしばとってしまう方策が「減便」

「経費節減で業績改善♥」

などと考えるのは事務屋さんのことが多いと思うが,乗客減の背景が理解されていないことが多い.

乗客が減る原因で多いのは,自動車と人口減だ.だがどちらへの対応であっても減便策は「終わりの始まり」である.きっかけはどちらでも結果は同じだ.

減便する(≒利便性低下)

自動車への競争力低下

乗客減(&沿線人口減)

減便する(≒利便性低下)

自動車への競争力低下

乗客減(&沿線人口減)

(以下,略)

死のスパイラルである.

「だって,関連事業の方が収益多いから大丈夫だもん♥」

などと考えているのは,その商業施設の客がどこから来ているのか考えていないことも多そう.鉄道ネットワーク上の客(や,その家族など)から収益を得ているのなら,鉄道事業の客数減は回り回って関連事業の長期収益減を意味する.

鉄道会社が減便始めたら「終わりの始まり」である.

#ちなみに道路側はというと,鉄道側が自滅してゆくので,人口減少の割には交通量は激減しない.

JR東海名誉会長「JR北海道の30年は検証必要」

 国鉄を分割民営化する時には、(会社ごとに)そんなに差がでないような手当てをしました。それから30年間に何ができたか、何を成すべきだったのかはしっかり議論をすべきポイントではないでしょうか。

情報源: JR東海・名誉会長「JR北海道の30年は検証必要」:日経ビジネスオンライン

…うーん,,,,,相変わらず上から目線だな.

そういうときは余計なこと言わずに「資金提供することはできないが,経営ノウハウや人材育成等の面で,我々のできることがあれば協力する」と言うんだよ.

 

鉄道ジャーナルと鉄道ファンと参考文献

「鉄道ジャーナル」を学内の書店経由で定期購読しているが,たまに「鉄道ジャーナル」の納品伝票とともに「鉄道ファン」がやってくる.

世間一般には(というか書店の女性店員にすら)両者の区別はつかない模様.

「鉄道ジャーナル」の記事には論文の参考文献に使えるものがたまにあるが,「鉄道ファン」の記事には,まず使えるものはないという印象.

…もっとも論文の参考文献に使う場合は,別のを探すのが賢明だが,たまにこの雑誌にしか載っていないものもあるので,その時には登場.

#卒論の参考文献に,某鉄道評論家の本を挙げてくる強者が毎年1人くらいいるが,毎年,なぜ参考文献として使えないのかを学生に解説するのが年中行事.なお某評論家は,ここに登場しない老舗のもう一誌の編集出身だったかな.読み物としては面白いんだけどね.

米2023年までに「車-車間通信」を義務化

幹線道路交通安全局 (NHTSA)が最近公開した規定案は、全新規車両にV2V(車-車間)通信機能の塔載を義務付けている。これはまだ正式な要件ではないが、もし2019年(この種の規則でよくある期限)に発効すれば、自動車メーカーは今後数年をかけて自社車両にシステムを組み込み、新車がすべて通信可能にならなければならない2023年までに準備を整えることができる。

情報源: 米運輸省、2023年までに全新規車両の「車-車間通信」を義務化

自動運転が実用化される際,問題となるのは自動運転車両と手動運転車両の混在状況下だろうといわれてきたが,全自動車自動化に向けてこういった形で半ば強制的にシステムのインストールを義務づけるという時代がついにやってこようとしているわけやね.

この車-車間通信のシステムを鉄道の列車にも登載すれば,線路際の信号機が要らなくなるんだろうか? 応用できるかな?

#記事の日付と,リアルな日付がずれてきたが,気にしてはいけない.

続・トランプ「アメ車買え」

デジャブ感満載の「アメ車買え」というお言葉,そういえば前回の「アメ車買え」の後には,自動車そのものに関する圧力もさることながら,「日米構造協議」なるものの名の下に,公共事業430兆円,さらに積み増して結局は630兆円の実施が決められたんだったっけか?

630兆(実際にはそんなに使ってないが)のうち,交通インフラ投資は道路ばかりで鉄道投資が認められず,「アメ車買え」と対を為すものだったのかなと.

どうも新大統領は状況を正確に理解して無さそうなので,再びデジャブ感満載の事態に陥らなければいいんだけどね.

北陸新幹線を使った非常時輸送体制の検討開始を!

またもや大きな地震が起こってしまった.お亡くなりになる人はいなかった.だが,いよいよ次がヤバイといわれ始めた.

今を去ること20年ちょっと前,阪神淡路大震災が起こったときに,西日本で内陸の大きな地震が発生し始めると20年ほどで南海地震が来る,などと言われていた.そうかなぁ2030年代半ばって言ってる専門家がいるんだけどなぁ,などと思っていた.

その後,(西の方から並べると)鹿児島県西方沖,福岡,熊本,芸予,鳥取西部,今回の鳥取中部,阪神淡路,能登,など多数の中規模以上の地震が発生.あと大きめのが来ていないのは四国東部(徳島ではあったっけ?)と紀ノ川沿いと京都と奈良と琵琶湖,若狭湾か.

1000年以上前の貞観地震前後に全国で発生した大きな地震についても,その時と同様の地震がここ何年かで発生してきている.あとは首都圏と南海トラフ系だけか? 青木ヶ原樹海も富士山の貞観大噴火の際にできたものらしいじゃないか.

鳥取で大きめの地震が起こったら,いよいよ南海トラフ系リーチという専門家の話もあるようだ.破局的な結果を招きかねない重大なことについては,”いよいよリーチ説” を信じて準備した方が良さそうだ.

さて,日本の動脈である東海道新幹線については,ようやく「バイパス」と称する中央新幹線の工事が始まったところだが,品川駅と名駅というターミナルが対災害的にちょっと微妙な位置である上に,開業がまだ10年ほど先である.

もしかしたら,(開業後でも東海道新幹線の名駅以西が動くのか微妙だが)リニア開業前に南海トラフ系地震が発生したらどうなるだろう.静岡と愛知の各県下で東海道新幹線の線路が大震度に見舞われるとともに,大津波が海に近い線路を襲ったら,数日どころか年単位で不通になる可能性すらある.日本経済沈没だな.

もう,具体的な検討をしておく必要がある状況になってしまったんじゃないかと思う.誰かの顔色を見ている時期ではないだろう.

明日「南海トラフ発生」とすると,航空は臨時輸送体制に即座に入るだろうが,空路の座席はさほど多くない.そうすると陸上ということになるが,高速道路も東名は使えないであろうし,新東名もどの程度使えるのか分からない.使えるとしてもせいぜい片側3車線しかない(しかも,そこは緊急輸送優先だ).

やはり大量輸送機関である鉄道ということになる.東京-金沢間は新幹線,金沢-京都・大阪間が在来線ということになるが,平常時の体制のままだと,席数が足らなくなってしまいそう.車両をかき集めてくるとしても,新幹線にしろ在来線にしろ最近はどこでも走れる電車というのが少なく,路線ごとに使える車種が限られている.言い訳してもできるようになるわけじゃなし.大丈夫か?

もうリニアも北陸新幹線全通も間に合わないかもしれない.
現状の北陸新幹線を使った非常時輸送体制の検討開始を!
そして実際の準備を!

 

二重国籍

最近,国政では「二重国籍」が話題である.まぁそら,あかんわな.国家公務員や警察官では外国人じゃぁあかんわけで,ましてや立法府や行政府トップに立つ人ならなおさらだな.

さて,そういう騒動を見ながら振り返ってみると,日本の鉄道会社ってのは会社なので「法人」.つまり法の下の「人」なわけだな.日本国憲法下の日本人.

ところが,株式会社だと一部の株主が外国人だったりするわけで,そういう点では鉄道会社は純然たる日本人とは言えないのかもしれない.二重国籍? 多重国籍?

民間会社なら別に良いじゃ無いか,という話もあるが,単純に利益追求目的の会社ならそうでもいいのだが,結構地域の生殺与奪の権を握っている場合も少なくない.

そうすると,議員や国家公務員レベルの立場とそう変わらないかもしれないわけで,インフラ企業の多重国籍はどの程度まで許されるのか,という議論はもっとあってもいいのかもしれない.

あと,利益追求の程度が激しい企業はともすると「法さえ守ればOK」という行動に陥りがちだが,「法の下の日本人」だと考えると,生身の日本人は法律さえ守っていればOKという行動規範は持っていないという点で,「法の下の日本人」の行動規範はどうあるべきかという議論はもっとあってもいいのかもしれない.特に,30年くらい前まで日本国政府組織の一部だった鉄道会社はその程度が強いはずなんだが,さーてどうかな.