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経済対策にGDP10%突っ込んでの効果が「Why 5.6%!」

政府の「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」が発表された.

「真水」が55.7兆円,事業規模が78.9兆円…なのに,なぜか期待される効果が5.6%.

55.7兆円というと,日本のGDPが536兆円ほどなので「真水」はGDP比10.4%,事業規模ならGDP比14.7%にもなる.ところが,なぜか期待される効果が5.6%.

昨今は公共事業の経済効果の乗数効果が低いなどと言われているが,さすがに突っ込んだ金額に効果が達しないという例は少ない.

ところが,鳴り物入りのはずの経済対策の効果が,なぜか5.6%.

対策メニューが間違っているか,自称「真水」が実は泥水だったかのどちらかだよね.
(ちゅうか,5.6%を自ら公表した時点で,対策は失敗が予め判ってますと言っているようなものじゃないの.)

書類の上だけで世界恐慌対応レベルの対策に見せかけても,実物は操れないよね.

やはり財務省は現状把握能力が無いようである.

 

【祝】インフラ投資法成立

道路や橋、鉄道など老朽化したインフラを刷新するほか、高速通信網を整備する

情報源: 米インフラ投資法成立、バイデン氏「21世紀競争に勝利」: 日本経済新聞

ただし,米国の模様.

5年間で5500億ドル(≒63兆円)を支出し、既存の予算を含めて計1兆ドル(≒115兆円)規模を投じるとな.

内訳は,道路や橋の改修に1100億ドル(≒12.7兆円)、バスなど公共交通機関の刷新に390億ドル(≒4.5兆円),高速通信網や電力網の整備に各650億ドル(≒7.5兆円),電気自動車(EV)の充電設備に75億ドル(≒0.9兆円).

この話自体はトランプ政権時代から検討されていた模様で,政権が変わっても引き継がれたようだ.つまり,誰が政権をとっても必要な政策であるとの認識だということ.このままでは経済ヤバいという認識だ.

経済ヤバいというと,1930年代の世界恐慌があったが,この後にはニューディール政策が行われており,金融政策のほか,景気回復や雇用確保政策として公共事業も大規模に行われたことはよく知られている.1940年の米国GDPが1000億ドルあまりであるのに対し,同年のニューディール策への投資は90億ドルほどであり,GDPの9%程度が投じられたわけだ.

当サイトのこのリストは米国ニューディール政策のリストを参考に作成されている.GDPの9%というと,日本なら50兆円ほどだ(年額真水,これを10年くらい継続).

さぁ,財務省には現状認識能力はあるだろうか.30年間緊縮政策をやってきて,確たる成果が出なかったわけだが,まともな分析能力があれば基本中の基本政策が間違っていたという結論に達するだろうと思う(…が,彼らの能力はそれに達しているだろうか).

要するに,30年もやってダメなら,アホでも気づくはず,という話.

コロナで経済が死にかかってるぞ.小さな政府の代表だと思っている現代の米国ですらインフラ投資するご時世だぞ.

予備費余らしてんじゃぁねぇよ.何してんだよ.

和歌山市で水道橋が落橋

(鉄道関係ないけど)インフラに金をかけないと「こうなる」例が再び発生.

「目視」点検はしていたようだが,人間はゆっくりとした変化に気づきにくいもの.

7連の橋の内のちょうど真ん中が落ちたみたいなので,ここかな.

https://www.google.co.jp/maps/@34.25586,135.2002716,3a,25.8y,256.15h,82.18t/data=!3m6!1e1!3m4!1s7n1cgAvZZlpOWqnymWfRpA!2e0!7i16384!8i8192

他の6連には付いていない装置付き(バルブ?).サビが漏れているので,ここが怪しそう.ストリートビューの履歴を見てみると,それまで異常がなかったものが,2019年頃の写真からサビが付着している模様.

いちおう,上の円弧のアーチで下の水道管を吊る形になっているが,上の円弧が変形すると,水道管には伸びる方向(抜ける方向)の力がかかって簡単に崩落しそう.(詳しくはその方面の専門の人が分析すると思うが.)

あと,円弧のアーチの上部がトリさんの休憩場になっているようなので,糞の影響もあるかも.鳥の糞は塗装を腐食させるほどの強酸らしく,15年前のミネアポリスでの高速道路の落橋の原因としても疑われてたっけ.

鉄道の話に無理やり持ってゆくと,とかく新幹線に目が行きがちだが,在来線の橋やトンネルは常にこういうリスクと隣り合わせ.

(追記)アーチから水道管を吊っていた鋼材が以前から破断していたという話がある模様.たしかに去年末時点ですでに破断してるね(↓).(バルブ付きの橋を拡大)

https://www.google.co.jp/maps/@34.2560727,135.2002751,3a,75y,265.56h,73.04t/data=!3m7!1e1!3m5!1sdkdOOHyG5jMXmn1EFpw4nA!2e0!5s20201201T000000!7i16384!8i8192

こういうことかな? (…でも,崩落時には中央のバルブ付近は折れ曲がらずにその両側2箇所で折れてるようにも見える.やっぱり中央部でくの字みたい.)

吊っている鋼材破断→水道本管に下向きの力かかる→中央のバルブ付近での変形が大きくて亀裂から水漏れ→バルブ付近のサビ→本管耐えきれず破断→崩落

インフラに金をかけないとアカンという例がまた一つ追加されました.

吊り鋼材の破断に気が付かなくても,バルブ付近のサビには気がつけた可能性あり.点検すら金かけてなかったんだろうなぁ.

片町線(学研都市線)に久々の新車投入!

ただし,終電後にしか走っていない模様.

1〜2ヶ月前,昼間からエンジン音してるなぁと思ったら,よく見ると「新車」.慣らし運転してたのかも.

その後,位置が時々変わっているので,既に実戦投入されている模様.

【祝】常磐線全線復旧

震災から9年を経て,ようやく常磐線が全線復旧した.

阪神淡路大震災の復旧の際,JRや阪神,阪急の路線が少しずつ復旧して営業を順次再開していったことが沿線を勇気付けたことが思い出される.

原ノ町駅の上野側(2013年11月)

広野駅の岩沼側(2013年11月)

坂元駅移設前の空き地(2013年11月)

まだまだ完全復興には時間がかかりそうだが,着実に進んでいる(と信じたい).

 

近鉄生駒線の停電

近鉄生駒線が昨日(2/10)停電で運行が止まったらしい.
そして,今朝(2/11)も停電で止まったらしい.

以前,暑い日に,生駒線のとある踏切で…警報器の鳴動なしに遮断機がいきなり閉まって,そのまま無音で1分くらい…そして鳴動開始,数秒して鳴動停止して遮断機上がる.

…というナゾの現象に遭遇したことあり.関係あるかも.

季節が違うので,鳥とかヤモリが原因ではなさそう.海も遠いので塩害でもなさそう.どこかで地絡してる? 電気系統の老朽化進んでる?

 

京都民報webの精度(京都の大深度地下編)

京都市内を縦断する北陸新幹線延伸計画が京都市長選の争点に浮上しています。地下水を利用している、酒造会社からは同計画に不安の声が広がっています。

情報源: 「”掘ってみないと分からない”は無責任」「名水枯れたら世界の恥や」 北陸新幹線延伸計画で酒造関係者が地下水影響に不安/大深度地下通過を想定 | 京都民報Web

相変わらずスタンスが一定なのは評価するが…すでに京都の地下には地下鉄が東西南北に走ってたり,結構大きな下水道が埋まってたり,巨大な共同溝が埋まってたりしているのは知らないんだろうなぁ.(意図的に無視して煽ってるのかも)

トンネルを掘ると地下水が涸れることがあるのは山岳トンネルの場合で,地下水があると工事がしにくいので,山に含まれる地下水をトンネルから排出してしまうことが主な原因.その量が琵琶湖に匹敵するといわれる京都水盆の水を抜くには,一体何万台のポンプで地上に水をくみ上げる必要があるのやら.水は自然と地上には流れないので.

#ところで,伏見の酒蔵の水源地帯を通過する部分は,大深度地下じゃなくて高架じゃないの? 水源地帯の水は稲荷山付近から流れてきているという研究があったと思うので,井戸の西側は基本的に関係ないと思うが.稲荷山には高速道路のトンネルもあるけど,水が涸れたという話も無いし.

なお,地下工事の場合は水を抜いてから工事をするという方法は使えないので,別の方法を使います.

明治時代の「琵琶湖疎水をつくったら琵琶湖の水で京都市内が大洪水になる〜」と大騒ぎしたのと同じ発想かも.

それから,最後の方に「なんぼかかるかも分からへん北陸新幹線や環状線をつくるという人に財政再建ができるわけがない」みたいなこと書いてますが,新幹線の財源の大半が税金だと思ってるのなら不勉強.ちゃんと財源構成知ってるのならミスリード.

相変わらず市販の週刊誌レベルやね.(……あ,週刊誌だった)

 

「浸水想定区域」対策せず

 台風19号で浸水した北陸新幹線の長野新幹線車両センター(長野市)について、国が二〇一六年に想定される最大の豪雨で十メートル以上浸水する「浸水想定区域」と認定していたのに、車両センターを所有する国所管の鉄道建設・運輸施設整備支援機構(横浜市)が、浸水への対策を取っていなかったことが本紙の取材で分かった。(阿部竹虎)

情報源: 「浸水想定区域」対策せず 鉄道機構 長野の新幹線基地:北陸発:北陸中日新聞から:中日新聞(CHUNICHI Web)

低い土地で,もしもアパートを借りたとしよう.借りた後,行政がハザードマップを公表し,それを見るとアパートはズブズブと浸水する場所だということがわかったとしよう.

このとき,アパートの大家は,アパートを浸水対応アパートに改装しなければならないのか?
それとも,行政が浸水しないようにしなければならないのか?
あるいは,店子が浸水時を想定して自衛しなければならないのか?

一般住宅なら,行政の浸水対策と店子の自衛ということになるだろうなぁ.

さて,今回の長野の新幹線車両基地水没の件であるが,勝手に推測すると…

JR:この車両基地は自前のものじゃなくて借りてるものだ.だから自社で対策する必要はないよね.防災対策も行政や機構(=鉄道運輸機構)でやってくれるんでしょ?

機構:線路や車両基地を作ってJRに貸したら,もう我々の手を離れてるよね.あとの管理は自分でしてね.

…斯くして,両者とも当事者意識がなくて,大雨降って電車がズブズブズブ,プカー…ということか? 工場で検査しているにもかかわらず不良品が出るのと似たようなプロセスか?

#結構,図星かも.

そういえば北陸新幹線未着工区間も田んぼの中通るかも

そういえば,北陸新幹線の未着工区間(敦賀ー新大阪間)も水はけの悪そうな田んぼの真ん中通るかも.敦賀ー新大阪間のルートについてはまだ何も公表されていないので,以下,いつものguessの勘ぐりである.

いちおう,未着工区間のうち京都-大阪間については「松井山手付近」を通ることが国交省から示されており,何となく線が引っ張られた図も明らかにされている.2年前に当サイトではそのルートを地図に重ね合わせてみたが…

…よく考えてみると(いや,ボーッと考えただけでも)京都の南側で「田んぼ地帯」を突っ切ることがわかる.

この田んぼ地帯はこんな感じ

付近の高速道路のインターチェンジの名前が「巨椋池」である.

この田んぼ地帯は桂川,宇治川,木津川が合流して淀川になる地帯で,かつては結構大きな池というか沼というか湖だった(事実上の遊水池ですね).水深が浅かったので,豊臣秀吉の時代以降明治まで,徐々に干拓されて現在の田んぼ地帯になった.

確かJR(旧国有鉄道)がこの巨椋池を避けて東に迂回しているのに対し,比較的新しい近鉄京都線(旧奈良電鉄)は太閤堤沿いに建設されて巨椋池を突っ切っていたっけなぁ.(うろ覚え)

ということで,新幹線が京都駅からほぼ真南に向かえば,必然的にこの元巨椋池であった地帯を突っ切ることになる.(今のところそんな大雨は降っていないが)河川で処理できないほどの大雨が降ると,遊水池に逆戻りしてしまうかもしれない.

久御山町の洪水ハザードマップによると,宇治川が氾濫した場合には5m以上の浸水の可能性が示されており,木津川が氾濫した場合でも5m以上である.

どうせ回りに何もないから…などと考えて地べたに線路を敷設したり重要設備を設置したりすると,長野の車両基地と同じく水没するかもしれない.実際に,昭和28年(1953年)には水害で最大5mの浸水があり,水が引くまでに1ヶ月かかったようだ.

田んぼ地帯だからといって線路敷くのは簡単では無さそう.

 

北陸新幹線の今後の見通し

北陸新幹線の電車が水没して大変なことになっているが,水が引いたのに運転が再開しない.長野-上越妙高間が不通で,金沢-上越妙高間と長野-東京間でそれぞれ区間運転が行われているだけだ.

そんな中,公式な見通しが発表された.

北陸新幹線及び中央本線(高尾~大月間)の現況と今後の見通しについて

これによると…

信号関係の電源装置に甚大な被害が確認されており、この電源装置の復旧には概ね1~2週間程度かかる見込みです

…だそうな.信号機器そのものではなくて「電源装置」のようだ.

水没した車両基地には分岐器やATCに関係する装置が収容されているようなので,ここにある機器を交換するのに時間がかかるということかな.

もしかしたら,東京側から水没車両基地を越えて金沢側へ運行管理の情報が伝達不能になっていて,現在の区間運転は東京側の本来の指令所と金沢側に存在するであろうバックアップ用指令所との2箇所から別々に運行管理してるのかな?

列車無線用の漏洩同軸ケーブルが上越妙高駅の金沢側で東西に分かれているようだが,これが運行再開初日のナゾの金沢-糸魚川間運転列車(なぜか上越妙高駅に営業列車として乗り入れない)設定の原因になっていたのかも.

…以上,guessの勘ぐり.