観光」タグアーカイブ

加賀と小松

ワロタ

加賀市は人口7万人弱,小松市は人口10万人以上.

15kmくらいしか駅間が無いので,他の新幹線路線なら小松にしか駅はできないところだが,ここは両方に駅が設置される.温泉観光は無視できなかった,ということか.

北陸新幹線は沿線の利用機会拡大に重点が置かれており,平均駅間距離が20kmくらいしか無い.

似たような状況は福井県下でも発生しており,福井駅と芦原温泉駅は18kmくらいしか離れていない.

#駅が出来るんで,新幹線は停まるんですけどね.「かがやき」が停まるかどうか,ちゅうことか?

琵琶湖疎水と湖西線

琵琶湖疎水というと,京都の(そして明治期の)一大インフラ事業であり,琵琶湖から導水トンネルを使って水を琵琶湖から京都盆地に導くとともに,高低差を利用して水力発電が行われた.

電力は日本初の路面電車の動力源として使われたことは有名である.

さて,その琵琶湖疎水を使った観光開発が京都市で進みつつあり,お試しツアーに参加させていただいた.

琵琶湖側の疎水はこんな感じ.

そして,琵琶湖側の水路トンネルの入り口はこんな感じ.

ここを小さな船で川下り,ならぬ疎水下りをするわけだ.

行程のかなりの部分はトンネルで,ほとんどこんな風景.

案内のお兄さんの説明が楽しいので,退屈はしない.

この琵琶湖疎水ができたのは明治なので,後から出来た湖西線が一部でルートが交錯する.このため,湖西線建設時に疎水には新しいトンネルが掘られている.

https://www.google.co.jp/maps/@34.9944013,135.8231731,17z

山沿いの疎水公園というところが旧水路跡地であり,南端部分で湖西線の線路と重なっている.

…とまぁ,ここまでは案内のお兄さんが教えてくれるお話.

実は疎水と湖西線はもう一カ所でも交差している.地図の上で確認すると…

直線で結んでいるのが琵琶湖側からの最初の疎水のトンネルで,トンネル内で湖西線と交差している.水には動力源はないので,導水トンネルはほぼ水平であり,湖西線と疎水の高低差もあまりないはずなので,トンネル内でごく近接した状態で立体交差しているはず.

ということで,トンネルの内壁をよーく観察してみると…

小さなプレートがあった.おそらくこの直下を線路が走っているはずだ.

インフラ整備って既存インフラへの影響を最小限に抑えながら整備するので,結構面倒なことも多そうだな,と感じた瞬間である.

なお,お試し乗船客でこんなことに気づいている人は他にはいなさそう.

琵琶湖通船事業は,今のところ関係者だけしか参加できないが,そう遠くない将来に一般参加も出来るようになる模様.

青春18切符握りしめて行くもよろし

例年なら前期の成績をつけ終わるとお盆の大移動までの間に少しだけ時間があって,青春18切符を握りしめて小旅行に出かけるのだが,今年はなんとなく予定が詰まっていて,丸々一日の休みが取りにくい.

時間のある学生諸君,出かけるなら今のうちだ.

さてさて,丸々一日の休みは取りにくいが,3分の1日程度の休みならとれる(要するに早引け)ので,例の映画館に出かけて,いつもは地味なのが多いが,今回は珍しくスイーツ系だ.話の筋的には10年以上前のセカチュー系か.桜が印象的だ.

全体のロケ地が滋賀県下が多いのはすぐわかったが,桜の場面のロケ地自体はよくわからなかった.だが,原作本の表紙の桜はどうやらここのようだ.桜の枝振りまで同じである.

原作本の発刊前に撮っていた写真である.一時期,毎月この場所を通っていたので,桜のきれいな季節にも通っており,記念に一枚.原作本のヒロインの立っている位置からはこう見えたはず.

奥のトラス橋は北陸本線のもので,福井駅が高架化された際に架け替えられたものである.なお,90度方向を変えると,こんな感じの風景も見えたはずでもある.

上の桜の写真は幸橋南詰の東側の張り出し部分から写したもので,左右を反転(裏焼き)してある.時間のある人は,青春18切符握りしめて,現地確認するもよろし.福井へ行くのに青春18切符が使えるのも今のうちかも.

プレミアム・フライデー……だったらしい

毎月最終金曜日は「プレミアム・フライデー」というらしい.

今日がそのようだったらしいが,そんなことは全く気付かず,「今月中」の期限つきの仕事が一段落したので,やや早めに仕事を切り上げて,その足で懸案だった超地味映画を見に行った

チケット買って,コーヒー買って,もぎってもらって入ろうとすると新聞記者のお姉さんに声をかけられた.

記者「お仕事帰りのようですが,今日はプレミアムフライデーということで,いらしたんですか?」
はと「? プレミ……? あぁ,そう言えばそうでしたねぇ.まったく気付いてませんでした.」
記者「職場ではプレミアムフライデーは導入されてますか?」

そんな話は聞いたことない.金曜だから授業は3限目まで,などとやっていたら講義が終わらない.

はと「全くそんな話はないですねぇ.特に出勤時間が決まっているわけではないので,各自,自主的に調節してます.」
記者「そうなんですか? どうして,ここに?」
はと「斯く斯く然々…(と,駅が近いことなどを説明)」

だいたいやねぇ,月末の金曜ってのは普通は忙しい人が多いので,日程設定間違ってると思うのは私だけ? 「金曜に早引けしよう」というキャンペーンする前に,土休日はちゃんと休みを取って,潰れた場合は確実に代休取るようにするキャンペーンの方が先じゃ無いかと思う今日この頃.

#駅直結の映画館マジ便利.「公共交通指向の開発」だな.

また、クルマが石畳を走ってる(京都編)

久々のシリーズである.今回は日本の京都だ.

今回は世界的大メーカーのCMである.Drive in Japan 自動ブレーキ篇と言うらしい.

我が家での反応をそのまま書くと…

「京都いいよねぇ. まだまだいっぱい行ったことがないところあるし…」

https://www.youtube.com/watch?v=pHbxMo2HBCY

…とまぁ,前半はすこぶる好評であった.前半はね.

後半に入ると…
「うわっ,こんなとこ走ってる.鬱陶しいよね.自動車進入禁止にしてほしいわ.最悪!」

トヨタさ〜ん,商品PRになってませんよ.むしろ企業イメージ悪化CMになってますよぉ.

ついでに書いておくと,京都市では「歩くまち京都」という都市政策をしており,自動車交通の分担率を下げようとしているので,京都市にもケンカを売っていることになる.知らないって怖いよね.

なお,CMで出てくるような場所をCMの走行イメージのような速度で走った場合,数年前に運転手が急病で歩行者数名をはね殺したのと同じような状況になるような場所を走っていると思うので,念のため.

ということで,2017年になった現在でも,自動車メーカーは商品の正しい使い方を消費者に伝えることが出来ないようである.

なお,この手の指摘は10年前にもしており,このときはスズキだったけなぁ.その後も定期的に主に欧州の石畳の上で車を走らせるのが日本のメーカーは好きである.

2006年3/19号:また、クルマが石畳を走ってる(無知ほど恥ずかしいものは無い編)
2006年2/17号:石畳を走るクルマ

 

四国の子どもは列車に向かってよく手を振る…

松山からの帰りのこと.

四国の子どもは列車に向かってよく手を振るなぁ,合計20人くらいは見かけたかな.などと思いながら車窓を楽しみ,岡山が近づいてきた.

あ,建物の窓に何か映っている.

あぁぁぁぁ,そういうことね.私に向かって手を振ってるわけじゃあ無いのね.

ハヒフヘホぉ〜

枚方の隅っこから高槻まで往復500円

何年か前,舞台挨拶もあるし見に来てちょ,と誘いを受けたので,当時小学生のガキンチョを連れて梅田ロフトの地下にある映画館に行った.

まぁ,映画の内容的にはガキンチョが見るにはギリギリかなぁ,という感じだったが,特に何事も無く帰宅.

ガキンチョには映画の内容そのものよりも,小さな映画館に連れて行かれたことが印象的だったようだ.確かにテアトル梅田ってちっこいよね.

さて,その後が困った.「ボクはおとーさんの行きたい映画につきあってやった.今度はおとーさんがボクの行きたい映画につきあうべきだ」という主張.確かに一理ある.仕方がないので,彼の主張通り,映画につきあうことになった.

ガキンチョ向けの映画で,封切りからずいぶん経っていたので,やっているところが少ない.最寄りは高槻の駅前のようだ.枚方市と高槻市は地図上は隣同士だが,枚方市内の隅っこから高槻の駅前の映画館まで行くのは少々骨が折れる.車で行ったら駐車場あるのかな.電車乗り継いで梅田経由で…などと考えていたら,嫁から京阪バスの一日券を渡された.大人500円也(当時).

京阪バスを2路線,始発から終着,乗り継いで,始発から終着と合計1時間あまり乗れば高槻に着く.帰りもバスを乗り継げば500円ポッキリで高槻まで往復可能.主婦の感覚恐るべし.

斯くして高槻の映画館までたどり着いたのであった.ガキンチョにはどの辺の席からが見やすいですか,などと聞きながら席を選び,ふかふかのシートに陣取ったものの……

……あぁぁぁぁぁぁ,,,,肝心の映画の内容が耐えられん…早く終わってくれぇ.オレにはこの映画の面白さは分からん.ガキンチョは楽しそうだが,始終ドワァー,とか,ガーとか,ナントカの術とかいった感じで,何が何やら分からん.1時間半ほどの長いこと長いこと.

以後,しばらく映画館から足が遠のく原因となったのであった.

なお,昨今はガキンチョも大きくなってしまい,「映画でも行く?」と誘っても,一瞥した後「えぇわ」とつれない返事をされるようになってしまいましたとさ.

#何度もバスに乗ると割高なので,乗り継ぎ料金ちゃんと設定しようよ.

 

最近の気分転換

最近,郊外ショッピングセンターの立地が駅併設のものが増えているという話を書いた.駅構内や周辺の再開発に伴ってそういう立地が多くなっているようだ.

店でウロウロして買い物するのはあまり好きではないので,基本的にはショッピングセンターにはロードサイド型だろうが駅併設型だろうが近寄らないのだが,最近,たまに気分転換に使うようになった.

こういったショッピングセンターにはシネマコンプレックス,つまり映画館が入っていることが多い.映画館というと町中まで出かけて同行者の買い物につきあってメシ食って,何見るか決めて…まぁ,その一連の行動が本来は余暇なんだが,昨今はいろいろと面倒くさくなって足が遠のいていたところだ.(がきんちょ連れて子ども向け映画を見るのがいやで,足が遠のいたという話も…)

ところが,駅併設のショッピングセンターの映画館に完全に一人で出かければ,いろいろと面倒な付帯的なことは全部すっ飛ばして,見たいものだけ見て帰ってくればいい…ということに気がついた.これ,結構気分転換にいいかも.上映開始10分前に電車で着いて,見たらすぐに電車で帰る.

画面のサイズ的には大型テレビを至近距離で見るのと大して違わないかもしれないが,大音量は個人宅ではなかなか実現しにくい.人気映画の封切り直後でもない限り,昨今の映画館はほとんどガラガラなので,近隣の席を気にする必要もほとんど無し.

(ガラガラすぎて,つぶれやしないのかなと思うほどガラガラが多い.ガキの頃の映画館て,結構混んでたような気がするんだが…)

大手資本シネコン,大手資本ショッピングセンター,まちづくりの敵的な扱いをされることが多いが,駅併設ならまぁ許してもいいかと,ちょっと思う今日この頃.