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与党内で財政緊縮派vs積極派らしいが…いい政策あります

「アフター・コロナは遷都で明けろ」田中角栄なら、そう言うだろう。

情報源: 田中角栄が生きていれば必ず断行したはず…イマドキの政治家には絶対にやれない”ある経済再生策” 日本の最大の問題は「東京一極集中」にある (2ページ目) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

3.11直後には結構首都機能移転の話があったが,今はどこへやら.

1990年代には国会で首都機能移転が決議されたものの,「カネがない」と理由で見送りに.

その額当時の見積もりで10兆円.でも大丈夫.経済成長していないので,物価も基本的にはあまり上がってませんから.

10兆円なんてすぐじゃないですか.コロナ対策で必要だーーーーっって10兆円以上予備費で確保して,そのカネどこに行ったの? まだ使ってないよね. それ,使えば? 妙なところに湯水のように突っ込むよりも確実に効果ありますから.

なお,リンク先の対談ではいくつかの候補地や可能性のある地域が出てきますが,1990年代の議論なので,その後の大規模災害の発生状況や,今後発生する可能性のある大規模災害の予測が更新されていることを織り込んで,再度見直したほうがいいと思う.

「立川で大丈夫」って思ってませんか? そこ,災害の発生状況(三連コンボ+気象災害など)によっては陸の孤島状態になりますから.

南海トラフの危険性は新型コロナの34倍

…というタイトルを書くと目立つと思ったのでそう書いてみた.

でも本当である.

10/25現在,大阪府の人口8823千人に対して新規感染者は26人.
つまり,感染率は0.0003%(「非」感染率は99.9997%).

1年間この状態だと仮定すると,1年内に感染する確率は0.1075%
(非感染率は99.8925%)になる.

さらに30年間続くとすると(そんなに続くわけないが),
30年内に感染する確率は3.175%(非感染率は96.825%)になる.

ところで,南海トラフ大地震が発生する確率は70〜80%なので,間を取って75%とすると,
「3.175%」vs「75%」!

つまり,明日,家を出て外出してコロナをもらってくる確率は,明日南海トラフ大地震に巻き込まれて被災する確率の23.6分の1.逆に言うと,コロナの心配をするなら23.6倍の大地震に対する心配をしたほうが合理的.…という状態である.

さらに新型コロナは全国で累計172万人の感染者に対して死者数は18200人なので,死亡率は1.059%である.先程の発生確率を掛け合わせると,あなた(大阪府民)が30年内に新型コロナで死亡する確率は,0.034%程度である.

一方,南海トラフ大地震発生時には大阪府下で最大134000人の死者の発生が想定されるそうなので,8823千人に対する比率は1.52%程度.発生確率を掛け合わせると,大阪府民が30年内に南海トラフ大地震で死ぬ確率は,1.14%程度である.

「0.034%」vs「1.14%」!!

なんと33.9倍.

新型コロナが33.9倍危険なのではなくて,南海トラフ大地震のほうが33.9倍危険なのだ.

相変わらず,新聞テレビネット等々で新型コロナの話を煽ってるが,そっちよりももっと危険なものがあることに,そろそろ気づこう

…というよりも「コロナが怖いので,学校にいけません」と言っているあなた.「大地震が怖いので外出できません」とは言ってないよね.そろそろ外に出ましょう.

リニア「先に名古屋~新大阪の工事を」

先に名古屋~新大阪間の工事を開始してもらいたい

情報源: リニア中央新幹線 大阪・吉村知事「先に名古屋~新大阪の工事を」(ABCニュース) – Yahoo!ニュース

 

「先に名古屋~新大阪の工事を」と言いたくなる気持ちはわからないでも無いが,それだけでは表面的な事象にかみついているだけになる.

JR東海には国から3兆円が低利融資されているが,この本来の目的は名古屋-大阪間の工事が東京-名古屋間とほぼ同じ時期に完了できるようにすることである.3兆円が無くても元々名古屋開業は2027年予定であったし,名古屋-大阪間は建設費4兆円弱であり,この4兆円弱のかなりの部分をカバーできるように決められた額が3兆円である.
(名古屋開業から10年遅れでは無く,3年程度の遅れの開業で済むような金額が設定されている)

…ところがである.
リニア建設のそもそもの目的を考えてみると,南海トラフ大地震による東海道新幹線の長期不通の影響を回避することが最も重要である.次点で東名阪間の巨大経済圏の活性化である.

つまり,東京-名古屋間の建設が遅れた場合の最も深刻な影響は,経済活性化が遅れることではなく,東名阪間の動脈寸断による重大な不経済の発生である.

したがって,知事が発するべき言葉は,「先に名古屋~新大阪間の工事を開始してもらいたい」という表面的な話ではない.

「リニア開業が遅れたとしても,南海トラフ大地震発生に備えて,東京-大阪間の動脈を確実に確保すべき」と発言すべきであった.巨大リスク発生の可能性に目が行っていないのである.

それは具体的には何かというと,
“2037年までに北陸新幹線の大阪開業を実現させ,同時に,輸送量の面でも十分な能力を確保”
することである.

#あるいは「ちょっとは静岡の声に耳貸したれや」である.
#相変わらず知事殿は平常時のことにしか目が行っていない模様.
#イソジンの件で叩かれているようだが,イソジンも殺菌用に塩素が溶け込んでいる水道水も,うがいの効果は大して変わらないという話もあるので,各社のうがい薬とともに大阪市水道局の水と府営水道の水も一緒に並べてあげたら良かったんではないかい.
(「風邪の予防にうがい」自体は悪くないと思うがねぇ.薄い塩水で鼻うがいってのもあるよ.)