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【祝】「あずさ」と「かいじ」当面安泰

山梨県は18日、2027年開業予定のリニア中央新幹線の新駅位置について「甲府市大津町が優位」とする検証結果を発表した。県はJR身延線小井川駅周辺との比較検証を行った結果、1日当たりの乗降客数は同数だが、アクセス性や新駅と小井川駅間をシャトルバスで結んだ場合、乗降客が400人増え、身延線の利用客も増加することから甲府市大津町が妥当と判断した。

情報源: 山梨リニア新駅「甲府市大津町が優位」 県が小井川駅周辺と比較、検証 – 毎日新聞

例えば新宿駅から甲府駅まで,特急「あずさ」「かいじ」で,乗換なしで1時間40分ほど.毎時2本.

リニアができると……

新宿-品川:20分
(乗換):10分
品川-山梨県駅:25分
(乗換):10分
連絡バス:10分
(乗換):10分
身延線:20分

……概ね,計1時間45分.(+乗換抵抗3回分,毎時1本)

やったね,当面特急「あずさ」と「かいじ」は安泰かも.

#クルマ社会の発想から抜け出せない模様.
整備新幹線沿線でもよくある発想のパターンだけどね.

乗ってみた(そっ,そこにバス路線ですか)

違和感ありまくりの新設バス路線に乗ってみた.大阪(伊丹)空港→津田駅である.

まずは,伊丹空港のバス乗り場.

大阪近辺在住の人なら誰でも知っているような行き先ばかりが並んでいる中,一つだけ仲間はずれがありまーす,状態.たぶん多くの人は「それ,どこ?」だと思う.

ちゃんと頭上の看板にも書かれている.

1日8往復しかないので,どの航空便でも必ず便利というわけではなさそう.当面は「お試し」期間か?

片道1200円なので決して安いわけではないが,重い荷物をゴロゴロ転がしながらモノレール,阪急を乗り継いで,梅田のターミナル間を歩いて移動し,環状線と学研都市線を京橋駅で乗り継ぐくらいならこの直行バスの方が遙かに楽かも.

特に京橋駅は(エレベータ工事中だが)環状線外回りと学研都市線長尾方面のバリアフリー経路は悪名が高い(訴訟が起きかけた).

金曜日の最終便に乗ったが,乗客は10名あまり.ほとんどがスーツケースゴロゴロ状態.

バスは定刻に発車し,中国自動車道→名神高速京都方面と進み,高速道路上の名神高槻バス停で1名降車.そのまま京都方向に走り,大山崎JCTから京滋バイパスを東進,久御山JCTから第二京阪に入り,京田辺PA内にある高速京田辺バス停へ.ここで乗客の大半が降りた.

京田辺では床下の荷物は地上職員が取り扱い,扱い終了とともに職員はバスに便乗して終点津田駅へ.折り返し便の荷物扱いや切符販売などをしている模様.終点まで乗り通したのは3人.

高速京田辺からは枚方東ICで下道に降りるのかと思いきやそのまま交野北ICまで高速道路を走り,交野から津田駅に引き返すという何とも複雑な経路.京田辺PAに立ち寄ってしまうと枚方東ICでは降りられないわけやね.

時刻表上は61分で走ることになっているが,大阪空港を出発するとあとは客を降ろすばかりなので,終点には10分ほど早着.まぁ,誰も文句言うはずもなく,運転終了.

…ということで,津田駅周辺住民向けと言うよりは,松井山手周辺住民向けというのが実態のバス路線の模様.

そっ,そこにバス路線ですか…

京阪バスが攻めている.

新しくできた道路や高速道路経由の新規路線,はたまた大学等の学校を狙った路線開設など,老舗のバス会社の中では攻めの姿勢だ.

直Q京都号(松井山手(京田辺市)ー京都駅)は高速道路の第二京阪道路を経由して運行されている.それまでJR線と近鉄線とを徒歩連絡300mを介して乗り継いで,遠回りで結んでいたが,これを着席保証の上で結んだので,大好評.

当初は45分ヘッドという中途半端なものだったが,10年を経て,最近は毎時2本,ピーク時は10分間隔運転という路線に育っている.ドル箱らしい.

さてさて,その京阪バスの今秋の新作は…

「枚方津田大阪空港線」

大阪空港交通のバスとの共同運行路線のようだが,な,なぜ片町線津田駅

いや,個人的には大変ありがたいんですが…
(日々,電車の乗り継ぎが多そうな地域を探し出して検討してるんだろうなぁ…)

経路が結構ナゾで,津田駅を出て第二京阪道路を西進して近畿自動車道北行し,伊丹空港に向かうと思いきや,いったん京田辺を経由して京都方面に向かい,久御山JCT,大山崎JCT,高槻を経て伊丹空港へ.こっちの方が時間が読みやすいということか?

※渋滞ピーク時には久御山JCTの第二京阪北行-京滋バイパス間の連絡通路が渋滞で詰まるので,渋滞フリーというわけではないのが要注意ポイント.

#10/1朝,いつもと雰囲気違って,駅前にスーツ姿の人が大勢いるぞ…出発式でもするのか?