北陸新幹線25日に全面復旧

北陸新幹線が来週25日に「いちおう」全面復旧するらしいが,当面長野の車両基地は使えないし,水没した10編成も使えないので,上越新幹線用に準備した新車を北陸新幹線に回して凌ぐそうな.新潟の人はお気の毒だが,致し方なし.

この原因は散々言われていることだが,JR東が各路線に特化した新幹線車両を準備したがために路線間での融通が難しいことが原因.巷では北陸新幹線向けに設計した電車は重すぎて東北新幹線を(走れはするものの)高速運転できないし,東北新幹線用の電車は北陸新幹線の異なる周波数の電源に対応できないばかりか急勾配を登れない(あるいは安全に下れない),という評価だ.

ところが,ドイツの「ICE3」は,ケルン-フランクフルト間の40‰勾配のある路線を走行し,最高速度は300km/hないし320km/h運転する(ここはICE3は走れるが,TGVは能力不足で走れない).ICE3は電源も交流15kV-16 2/3Hz,交流25KV-50Hz,直流1.5kV,直流3kVと多様であるし,信号システムも高速新線用と在来線用が自動切り替えだったかと思う.

…つまり,もしかして,技術的に遅れていることへの言い訳…かも,と最近は思っている.

情報源: 【台風19号】北陸新幹線、25日に全面復旧の見込み – 産経ニュース