ONE OSAKAの都市計画・交通計画は妥当な案か(国際エンターテインメント都市編)

引き続きこれである.今回は,「3.国際エンターテインメント都市”OSAKA”の実現」についてである.

大阪を世界中から人々が訪れる国際エンターテインメント都市へ進化させます。当面の目標は2020年の外国人訪 問客数650万人、ゆくゆくは世界一を目指します。

なるほど.じゃぁ,エンターテインメントのコンテンツは重要そうだね.

(3)夜間経済のさらなる振興(関西空港対応)
(4) 宿泊施設の拡充
(5) 都心の再生(うめきた2期、御堂筋、中之島等)

このへんのお話しはともかく…

(2) 国際人材の育成確保
・本当に使える英語教育の実践

…ここの部分だが,関空をLCC対応させたおかげでアジア各国からの客が増えており,「英語」だけで対応できるのかしら?

それから,肝心のコンテンツ関係では…

(1) 大阪の魅力向上
・万博の開催
・統合型リゾート(IR)の誘致

…えっ!? これだけ? 万博はせいぜい半年の一過性のイベントですし,統合型リゾートって,カジノのことだよね.わざわざカジノするだけのために大阪に来るのかしら.有名なラスベガスなんかだと,カジノ場に行かなくてもいろいろ楽しい,という都市になっているんだけど,カジノ以外のコンテンツには言及しないの?(「統合」に含まれている?)

大阪と言えば,(そのままでは外国人に受けるかどうかはわからないが)お笑いで有名であり,(実際に確かめたことはないが)都市年鑑にも主要産業としてお笑いが書かれていたりするらしいではないか.さらには歴史方向にも深みがあり,落語,能,狂言,文楽,歌舞伎,それから期間限定で相撲とかあるけど,こういうのって結構異文化体験になるので観光客が興味示すはずなんだけど,それに対する言及はないのね.全国的には各地の首長さんは地場産業や文化を大事にしてそれの売り込みに躍起になっていることが多いんだが,そういう視点はないのかな.(そういえば,補助金打ち切りまくってたっけ)

つづく

放送法第4条 四:意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
あーこわいこわい