コロナで失われたもの

本学には医学部がないにも関わらず,(関係者が頑張ったんだと思うが)ワクチンの職域接種が進行中.2回の接種が終わって,一応「”エルフのおまもり+3”×2そうび」状態にはなったものの,気分が乗らない(副反応ではありません).

コロナで失われたものというと,命,経済…という話になるが,他にも色々失われている.

何でもかんでもオンラインになり,曲りなりに色々進んでいるが,曲りなりの域を出ない.

PCのディスプレイには色々表示されるがリアルさの片鱗もなく,何をやっても当事者意識が発生しない.ノルマとしての作業のかたまり.

「オンライン××」「バーチャル××」「テレ××」でリアルなものは不要という風潮があるようだが,ホンマか?

かつて(20年以上前)にネットの常時接続が普及し始めた頃,これからはすべてネットで代替できるので交通不要という話がしばしば聞かれたが,実際には交通が通信に取って代わられたわけもなく,リアル交通の需要は増大する一方.

大型の紙の図面を筒状のケースに入れて東海道新幹線に飛び乗るなどという光景は確かに無くなったが,もっと重要な役割が交通に課せられたわけだ.

「オンライン××」「バーチャル××」「テレ××」でリアルな交通やオフフィスが不要になると思っている皆さん(主にIT系).本当にそうかどうか考えてみよう.

なお,Googleは在宅勤務者の給料を(地域ごとの給料の水準に合わせてという理由で)下げた模様.在宅でもリアルでもほんとに同じパフォーマンスが発揮できるなら,ヘッドクォーター自体を移転させるよね…

#1:「”エルフのおまもり+3”×2そうび」でもダメな時は駄目である.
#2:オリンピックの入場行進曲で爆笑した.確かに完成した行進曲だわ.