昔日の岐阜市内軌道(新岐阜駅前→金宝町編)

運賃は,路面区間が170円であり,昨今の都市内交通としては比較的リーズナブルであった.

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郊外区間に単線部分があるので,完全に均等間隔では無いが,毎時4本あり,まぁ,何とか使えるレベル.

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だが,軌道敷内への自動車の進入が許されており,定時性には影響が出そう.このへんが公共交通に理解の無いところ.

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路面電車を邪魔者扱いする前に,中心市街地の道路で交通「量」を捌かなければならない都市構造を考えた方が良かったかもしれない.(今さら,だが.)

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そして再び,問題のある電停.左に写っているのはバス停.電停は,中央に写っているハッチバックの自動車の真下.カラー舗装部分.まさに命がけの電停.もちろん,ここで電車を待つことは出来ない.

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電停の案内及び駅名標は,歩道際にバス停然として設置されており,ここで待て,ということだろう.

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電車が来たら,車の間をすり抜けて,この緑色の部分から乗り降りしろと言うことか.命をかけてまで電車には乗らないので,これは「電車には乗るな」というメッセージと同然.安全地帯の設置が認められなかったんだろうな.

DSCN9235先ほどの新岐阜駅前の電停がかわいく見えてくると言う錯覚.