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2019年度の新幹線濃度は781ppm

新幹線の建設費が次年度は3963億円になり,大幅アップ!

…などと喜んでいてはいけない.実は国費における「新幹線濃度」はほぼ横ばいである.増額の手応えを感じている国会議員の先生もいらっしゃるようだが,まぁ,何だな.チョロいと思われてしまっているかも.

次年度の新幹線の「国費」は791.2億円で30年度からは4.8%アップ.ところが国の予算全体も3.8%アップしている.

次年度の新幹線濃度は…
79,192百万円÷1,014,564億円=0.078055204008816%=780.6ppm

これは昨年度の772ppmより若干上がっているが,一昨年度の780.6ppmと同じであるので,「横ばい」が正確な判断だ.

「新幹線の建設費が次年度は3963億円になり,大幅アップ!」と書くと国が大盤振る舞いしているように見えるが,新幹線の財源はかなり複雑かつ不安定で,基本は毎年ほぼ変わらない国費(次年度は791億円)である.

この国費に地方負担分がくっついて建設に回り,完成した路線を貸すことで建設資金が戻ってくる仕組みになっている.次年度の建設費が大幅アップするからくりは,資金が戻ってくる仕組みの部分で「前借り」していたりすることが原因だったりするので,国が大盤振る舞いしているわけではない.

給料前借りすると,あとで給料が無くなるよね.まぁ,そういうこと.

四国の特急のアグレッシブ度合い

九州の特急で思い出したが,四国の特急もなかなか攻めている.いや,四国の特急はマイルドな走りをしているのが全くない.全部攻めている.線路の能力ギリギリまで攻めている.

どの程度攻めているかだが,車内の写真を車窓の風景が水平になるように回転させると…

…ということで,かなり攻めている.

攻めまくっているので,スピード感は満点であるが,実際のところは新幹線の半分から3分の1程度のスピードしかでていない.地元の人は「特急で十分速い」と勘違いしているかも.

#ジェットコースターみたいな傾き具合だな.

相変わらずJR九州のG車の乗り心地が悪い件について

まぁ,わかってたんですけどね.

半室グリーン車のなので,どの席選んでもほぼ台車の上.

おまけに振り子式電車なので,揺れる揺れる揺れる.

まぁ,わかってたんですけどね.

ちょっと指定席おさえるのが遅かったんで,グリーン車しか無かったもんで.

他のJRの特急に比べてグリーン料金が安いんで,何とか許せるギリギリだが,揺れる揺れる揺れる.

小倉まであと1時間.

うぅぅぅ〜

#新幹線て,やっぱり楽だわ.

新快速に有料座席導入へ

JR西日本は24日、京阪神などの東海道線を走行する新快速電車で、2019年春に有料座席サービスを導入すると発表した。利用料は一律500円。混み合う時間帯でも着席できるようにし、乗客の快適性を高める。

情報源: JR西、新快速に有料座席導入へ 19年春から東海道線で : 京都新聞

ホームライナーの常時運転化,という感じかな.距離が短いと都市圏の快速サービスの有料席はお得感があまりないかもしれないが,京阪神間の新快速だと割と長時間乗る場合があるので,それならいいかも.

実はJRの快速列車のグリーン車はたまに利用する.首都圏方面に行った際に新幹線を降りたあと快速列車などに割と長距離乗る必要がある場合,在来線特急に乗るような感覚で乗ることが増えてきた.荷物を持ってラッシュの電車で立ちん坊なのは苦痛なので.

例えば,千葉に行く時,品川駅で新幹線を降りて快速グリーン車に乗るとか.高崎に行く時,新幹線を乗り継ぐとなんだか割高だなぁと思ったので,時間も余裕があるし,乗ってみたことも.

ビールとおつまみ売りに来ることがワナだな.

新快速よりも,荷物の多い関空快速の方がニーズあるかも…「はるか」に乗れってか?

そういえば,関空特快ウイングってどこに行った?(あれの敗因は座席指定だったことと,自由席と差がつかないシートだよね.)

特急なくなると通勤できない

2022年度末の北陸新幹線福井県内開業後も、在来線特急「サンダーバード」「しらさぎ」を存続させるべきだと考える人が、JR利用者らの85%に上ることが、市民団体「北陸新幹線福井延伸と在来線を考える会」のアンケートでわかった。松原信也代表世話人は「極めて重い結果。新幹線が県民の足を奪ってはならない」とし、福井県や沿線市町に引き続き存続を求めていく方針。

情報源: 「特急なくなると通勤できない」…新幹線に冷淡 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

新幹線が出来ると並行在来線の特急が無くなるわけだが,本来は民営鉄道は自由競争に置かれるのが近年の日本の鉄道政策だったはず.

なぜか,国がJRの経営に気を遣うという妙な「習慣」がある.どこかに並行在来線上では特急を運行してはいけないという法律あったっけ?

でも,特別急行料金とらんかったら,ええんやで.どうせ福井は大きな県ではないので,都市交通レベルの距離しか走れへんのやし…

それから,サンダーバードレベルで無くても,「きたぐに」レベルの速度なら十分に「通勤に使う特急」レベルの水準のサービスになるわけやし…

ええんやで,快速列車やったら.

ドイツICE丸焼けに

A fire in an ICE train on the Frankfurt-Cologne high-speed railway line has triggered a major rescue operation and led to the closure of one of the most important arteries in German rail traffic.

情報源: High-speed German train bursts into flames between Cologne and Frankfurt – The Local

ちょっと前のドイツ関係の記事.

ケルンーフランクフルト間の高速線上でICEが出火して丸焼けになって骨組みだけになっちまったという件.

去年のこっちの件に比べるとさほど大騒ぎになってはいない模様.まぁ,車両を取り除いて架線つなぎ直したらほぼ復旧完了だからということもある.

もしケルンーフランクフルト間の高速新線が完全に不通になっても,実は平行して迂回路が2つもあるので,やはりさほど大騒ぎにはならない.

高速新線の南西側20kmくらいのところにライン川が流れており,この川の両側に在来線が走っている.高速新線開通前の大幹線だ.ICEは走らないが,1-2時間に1本程度のICはまだ走っていたと思う.

こんな曲がりくねった路線でも,150km/hくらいは出ている.

対岸の線路の方は,主に貨物列車が走っている模様.

基本的には,風光明媚な路線である.

新幹線建設,JR負担増提示

財務省は16日、財政制度等審議会の分科会に公共事業予算などの改革案を示した。高騰する整備新幹線の建設費について、財政を圧迫しないようJR各社の負担を引き上げて賄うよう求めた。…2019年度予算案に反映させたい考え。

情報源: 財務省、公共事業予算など改革案 新幹線建設、JR負担増提示 – SankeiBiz(サンケイビズ)

後出しで負担増を求めるくらいなら,初めから実際の輸送量と予測値に解離があった場合の調整条項を入れておけばいいのになぁと思う.

もっとも,せっかく出た利益を全て召し上げられてしまうような仕組みだと,民間側の営業努力が引き出せないので,「ほどほどに」ということになるかな.

それに,調整条項入れると輸送量が少なかった場合には負担軽減(貸付料軽減)を求められた場合には応じざるを得なくなるけどねぇ.

調整条項を固定部分と輸送量比例部分に分けるというのが落としどころかな.

 

続・台湾北東部で特急脱線

昨日の話の続きである.

列車前面展望ビデオがあるようなので,よく見てみよう.

脱線現場よりも台北寄りにある半径800mとおぼしきカーブは,どうやら120km/h制限のようだ(1h 22m 43s).このカーブに入った後に,ATSの地上子(2個1組)のようなものが見える(1h 22m 54s)が,これが速度照査用のものかな? 正確にはわからないが,このカーブを出終わる少し前( 1h 23m 22s)にも同様のものがあり,反対向き線路にもあるので,その可能性は高い.(台湾は双単線)

しばらく進んで,脱線現場駅の手前には制限標識があり,「65」と「85」の文字が見える(1h 23m 35s).車体傾斜装置のついていない列車が65km/h制限,ついている列車が85km/h制限ということかな.

ということで,昨日の制限速度に関する考察は概ね当たり.

駅の構内にさしかかり,信号機の横に再びATSの地上子(2個1組)のようなものが見える(1h 23m 45s).

駅を通り過ぎた後の曲線の手前には「75」「100」の文字があり(1h 24m 10s),先ほどと同様に制限がそれぞれ75km/h,100km/h.

さらに進んで次の駅の手前には「95」「120」がある(1h 24m 26s).

台湾のATS等の保安装置についてはあまり詳しくないが,ATS地上子のようなものを2個1組で設置している地点が速度照査ポイントだとすると,曲線に入ってから120km/h制限や85km/h制限が守られているかどうかをチェックしていては,いざという時ブレーキが間に合わないのでは無いかと思った.
(あくまでATS地上子のようなものが速度照査ポイントなら…台湾のTVニュースのネット同時配信を見ていると,やはりこの地上子は速度照査用のもののようだ.)

↓ ”Live”なので,後日見ても意味不明かも.

R800カーブの120km/h制限はクリアしてそうなので,そのまま突っ走ってR300カーブに120km/hのまま突入し,速度照査で引っかかって非常ブレーキが作動したけど間に合わず,といったところか? (ならば,地上設備の設計ミスかも)

事故の前に車両故障で一時動けなくなったという情報もあるみたいだが,まさかとは思うが,故障の原因が保安装置で,保安装置の電源を切ったまま運転していたとか.あるいは,ブレーキがかかったまま緩解しないので,ブレーキのエアを強制的に抜いたまま出発した(関東鉄道取手駅事故がそんな感じだったかな)とか(まぁ,今時空気だけでブレーキかけてるわけ無いか……).そんなんじゃ無いよね.
(台湾のTVニュースのネット同時配信でも,保安装置のスイッチが入っていたかどうかという点が論点になっている模様)

勝手に加速したという話もあるみたいだが,定速運転装置(クルマでいうところのオートクルーズ)が稼働していたとか…

#なお,車体傾斜装置は「安全に曲線を高速で走れる装置」と勘違いしている人が多いが,車体傾斜装置は曲線通過時の車内の遠心力を軽減する装置であって,安全性を大幅に向上させる装置では無い.車両の重心が下がった場合にのみ安全性が向上する.ということで,転ぶときには転ぶ.客に気づかれないようにマージンを削っているようなもの.

#最初のビデオは逆光でわかりにくい.反対側の線路を北上する列車の前面展望ビデオも発見(0h 42m 04s 〜 0h 43m  41s).こっちは太魯閣自強号とあるので,TEMU1000型か?

台湾北東部で特急脱線

台湾北東部・宜蘭(ぎらん)県で21日午後4時50分ごろ、台湾鉄道(台鉄)の特急「プユマ」号が脱線した。行政院(内閣に相当)が公表した消防当局の情報によると、乗客366人が乗っており、22人が死亡、171人が負傷した。けが人はさらに増える可能性がある。

情報源: 台湾北東部で特急脱線、22人死亡171人負傷 列車内に閉じ込めも – 産経ニュース

あぁ,大きな事故が起こってしまった.

写真を見ると駅構内の急カーブで,曲線の外側に飛び出している.写真奥が南,手前が北側で,南行きの列車のようなので,写真奥の車両は先頭車ということだ.先頭車はカーブ外側に横倒しになっている.ということで,速度超過かな.

路線自体は日本統治下の大正時代に開通したようだけれど,さすがに現行の線路設備は更新されているはず.

脱線した電車は「TEMU2000型」という形式のようで,日本の日車製のようだ.リンク先の記述によるとエアサス式の簡易車体傾斜システムが装備されていて,営業時は140km/h運転とある.車両構造的には名鉄のミュースカイの親戚みたいなものかな.

ここかな.かなり急カーブだな.半径300mくらいのようだ.台湾の在来線は日本と軌間が同じなので,制限速度としては通常なら60-70km/hくらい.車体傾斜装置が付いているようなので,この列車については70-85km/h制限くらいか.

この駅の北側にも曲線はあるようだが,半径は概ね800mくらいの模様.さらにその手前は18kmくらい直線や緩曲線しか存在しない平野部だ.

半径800mの曲線ならこの電車だとたぶん120-130km/h程度の制限だと思うので,平野部を130-140km/hくらいで快調に走ってきて,800mカーブは何とか通過.その後は,制動をかけるのを忘れたか,あるいはかからなかったか,当該駅構内の急曲線を曲がりきれずに転覆,ということかな.

編成が全体的にW字形になっているが,後ろから押された形になっているということのようなので,曲線にかかった順に先頭車両から脱線して前側から順に急制動ということか.(あるいは編成後部の車両のブレーキが効かなかったか.)

#なお,名鉄ミュースカイに関しては,カーブには速度超過を防ぐ保安装置がある模様.